ドロヘドロ 1~17巻までの感想

若干読んでから日が経ってるので新鮮な感想ではないが、今日はネタがないので書く


ジャンルは綺麗系グロサスペンスファンタジーSFコメディという感じ 詰め込み過ぎたか

綺麗系グロ・・・というのはグロい描写は多々あれど、血の描き方、臓物の描き方がとても優しい・・・というとなんだか変な表現だが、兎も角、グロさをあまり感じさせないという意味

世界観は魔法が当たり前に存在するという世界観 
世界は大きく二つ"魔法使い"の世界と"人間"の世界と別れている

魔法と言ってもなんというか普段私たちが想像するようなメルヘンな感じではなく、説明し辛いがもっと生物的なものである
というのも、この作品に登場する"魔法使い"は普通の人間とは体の構造が異なっており、腕の中に特殊な管状の器官が存在するのだが、"魔法使い"はその器官から発生させられるケムリを対象に吹きかけることによって魔法を発動することができる 
"魔法使い"もピンきりで、生まれつきその器官からケムリが出にくい人もいるのだが、そういう人は手術をしてケムリを多く出せるようにしたりするらしい・・・なんだか、生々しいでしょ?

"魔法使い"達は最初から魔法がうまく使えるわけではなく、 魔法を練習するために態々"人間"の世界に来て"人間"を実験台に使う
その魔法の練習に使われた"人間"達は、大概体を変化させられる とても醜い姿に変えられることが多い
"魔法使い"は魔法をかけた後すぐに帰ってしまうのだが、二つの世界を行き来するためには魔法を使わなければならないので追いかけて治してもらうことはできず、実験台にされた"人間"はほぼ一生その魔法被害に悩まされることになる
故に"人間"達は"魔法使い"を嫌っている 
"魔法使い"の方は"人間"を見下しているのだが

主人公はそんな魔法被害者のトカゲ頭の"人間"
おまけに主人公は記憶喪失であり、物語はそんな主人公が自分が何者であるのかということを追い求めていく過程を中心として進んでいく

序盤は、至る所に伏線が張られ、謎が謎を呼ぶ展開である
その上、世界観により浸ってもらうために、ということなんだろうが日常パートが長く物語は中々進まない 
しかし、日常パートも面白いのできっと飽きはしないはず
  
中盤以降、張られた伏線はキチンと回収される 
伏線回収の質は、そんなんありかよというような感じではなく 、ある程度謎を理解した今また一から読み返したくなるぐらいには良いものであった

少しずつ少しずつ明かされる謎 止まらないページをめくる指
気が付けば、朝だったなんて事になりかねないぐらいに面白い作品であった

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