イエスタデイをうたって 感想


大好きな漫画家の一人、冬目景先生の代表作のひとつ。
先生の漫画は、絵がいいんだよね。
羊のうたでハマって以来、先生の漫画は色々読んできたが、これだけは今の今まで読んでなかった。

■どんな話?
恋愛とはなんぞや?って話を延々と、面倒くさい人たちの日常を通して描く物語。

■雑感
冬目景先生の絵は本当に素晴らしい。これだけで読む価値がある。

話のほうは、ゆるゆるな日常もの。
本当にただの日常もので、不思議な力とかは一切でてこないし、壮大な伏線があったりはしない。
作中にはいろんな人たちがでてきて、それぞれが大体恋愛を通して成長していく。
脇役達の話も相当面白いから、最後まで見てて飽きないです。

結末は、リクオ(主人公)の周り以外は概ね満足。
しかし、リクオもシナコも屑すぎるよほんと、あいつらが幸せになるのは許せねぇよ!!
とにかく、ハルちゃんが不憫でしかたねぇ話だった。

一応ハッピーエンドなんだが、若干もやもやする。
でもハルちゃんが幸せそうだからそれでオッケーです。

■冬目景先生のファンとして
先生のファンとしては、こういういつ終わっても違和感のないような話を読んでいると、いつ先生が面倒臭くなって終わらせに入るのかびくびくする。
先生は、書く話は面白いのに、中途半端に投げ出しがちなのが玉に瑕なのだ。

このイエスタデイをうたってはきちんと終わっていて、読後感も悪くない。
完結に時間はかかったみたいだけど、きちんと終わらせてくれたことに感謝。

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