宙に参る 感想(1巻まで)

派遣~シリーズで(俺の中で)おなじみの肋骨凹助先生の商業作品。
いつの間にか1巻でてたらしい。

1年くらい前に派遣シリーズの更新見に行って商業でやりだしたの知って吃驚しました。

派遣シリーズ1作目は以下で読めます(web漫画ってやつ)
http://books.vipdoor.info/comic/ww2291

■どんなお話?
舞台は近未来。
当たり前に宇宙進出し、AIは人格を持ち、人は体の殆どの部位を機械に置き換えることができる。
そんな世界で、凄腕のハッカー兼機械技師である「魔女」が、好きなことで生きていく話。

■雑感
主人公のソラは、やろうと思えば、なんでもできそうな人。
でもそんな彼女の日常はゆるい。
彼女の周りは少し騒がしいけど。

物語は彼女の「病死」した旦那の葬式から始まる。
そのシーンは結構衝撃的。ロボな息子にリモートお焼香。
そんな感じで説明される、世界観はとても良く練られていて、説得力がある。
こんな未来ももしかしたら来るかもね。

あとは作品全体のこういう台詞回しが作る雰囲気が好き。
上の画像は一番好きなシーン。

1巻なんで当たり前だが、まだ冒頭でしかない。
このまま物語がどういう方向に向かうのか全く分からない。
底の見えない懐の深さもこの作品の魅力ですね。

■派遣シリーズの読者として
作画以外にこんな感じの描写で、先生の作品だなって思う。
派遣シリーズの読者は、まったく毛色が違う作品だけど、シリーズの空気感を感じられる作品なので、読むべきですね。

しかしながら、派遣シリーズの更新はもう10年くらいは可能性なさそうだなぁと思うと、少し寂しい。

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