左利きのエレン 感想(12巻まで)
広告、口コミ等で気になってたので読んでみた。
キャッチコピーは天才になれなかった全ての人へ、だそうです。
■どんな話?
デザインの世界を舞台にした(多分)サクセスストーリー。
この作品は凡人の社畜が挫折を繰り返しながらも前に進むパートと、天才たちがイキり散らかすパートに分かれており、交互にパートが切り替わりながら話は進む。
■雑感
凡人パートは主人公の青さが非常に良い。
ヘタレで色々足りてないけど、足りない部分を補うためにはなんだってやる主人公はとても共感できる(プライベートは屑だが)。
サラリーマンになって気が付けば丸くなってる自分に気が付いて落ち込んで、だけどやっぱり夢が諦めきれない。
自身の才能、理想と現実に抗う姿はまさに少年漫画の主人公だ。
こういうのがみてぇんだよな。
対する天才パートは、序盤こそ魅力があったが段々味がしなくなってきた。
凡人側と絡み、過去のトラウマを克服するまでの流れは最高だったんだが。
なろうの無双ものは結構楽しめるんだが、なんでだめなんだろうなぁ。
天才共の癖に妙にキャラが斜に構えてるのが気に食わないのかもしれない。
凡人パートのみなら最高の一言の作品だが、天才パートと抱き合わせになってるので総合的には・・・やっぱり最高の作品です。
なぜなら普通に天才パートは読み飛ばせばいいだけなんでね。
リアル過ぎないがある程度説得力があるストーリー、凡人が才能と戦うというシチュエーション。とても俺好みの作品でした。
これでピンポンみたいにやっぱり才能には勝てなかったよってなったらぶちぎれます。
コメント
コメントを投稿