ボーズ・ミーツ・ガール 感想(2巻まで)


定期的になろう小説、というか異世界転生もの、が読みたくなるのだが、そんな時に出会った一冊。

なろうでもタイトル違いだけど読めるみたいです(中身は一緒っぽい?)。
https://ncode.syosetu.com/n7337dg/

■どんな話?
「そも仏道とは護法のために編まれ、やがて体系立ててひとつの道として確立された総合戦闘術である」
という一文がすべてを表す、坊主が物理で異世界無双する話。

■雑感
宇宙空間で戦争を繰り広げるような世界で、戦うために生み出されたクローン僧兵の主人公は、壮絶な戦いの末、今際の際にいつもの中世な異世界に転生される・・・という冒頭から始まる。
いや設定盛りすぎだろ!!開幕から飛ばしまくり。
転生先で自身のことを、地球(軍)の和尚様で、terraのオショウだと名乗るの面白すぎる。
このギャグを使いたいが為の、使い捨てだが無駄に壮大なSF設定だったに違いない。

中身はどうしようもなく強い主人公が、無双していく異世界無双もの・・・なんだが、主人公がイロモノ過ぎてその無双っぷりに嫌味がまったくない。
嫌味が無い無双ものに残るは爽快感だけ。

また、物語を彩る登場人物は、同情を禁じ得ない哀れな境遇の持ち主が多い。
その誰もが、それを受け入れ、悲壮な覚悟をもって、でも笑顔でいる。
そんな奴らを物理で救っていく様は、痛快さをさらに高める。

するっと読めて後味すっきり。
一風変わった、異世界無双ものが読みたいときにオススメ。

■2巻の感想
1巻で綺麗に終わっていて、2巻どうなんだろうなと思っていたが、面白い。
登場人物、世界に魅力があるといいね、もっと読みたいって思える。
が、ツェランみたいなのを出すなら、もう少し練ってほしい。

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