イムリ 感想(25巻まで)

■概要
友人Iに捧ぐ読書感想文イムリ編。
2割くらいは友人に勧められたから、残りの8割はこのおじいちゃんのイラストに惚れて読みました。この悪いこと考えてそうな顔いいですね。
結論から言えば、展開が気に食わなかったので、好きになれない話。
でも、単につまんなかったで終わったらそれこそつまんない。

■どんなお話?
※あらすじは省く。
戦争、階級制度、人種差別というでかすぎるテーマを扱った話。
あと、人の心を無理やり覗き見る力を持つ人たちが世界を牛耳ってる。
これらを組み合わせて、人の醜さとか、対比させる形で人の素晴らしさを描く。
にんげんっていいなってこと。

■良いところ
設定がとにかく凝ってるところ。
各々の種族がもってる能力の設定とか、国の制度とか、世界観が凝っててワクワクさせてくれる。
 デュガロ「術で従うイコルよりも奴隷なのだよ本当の心が奴隷化されているのだからな.」って台詞。
タムニャドの存在。
一周回ってラルド覚者の存在。

■気に食わなかったところ
・デュルク(主人公)が大して活躍しないところ。
選民として生まれて、でも実は生まれが卑しい種族で、ってきたらさ、僕が求めてるのは、そっから這い上がって全部救ってハッピーエンドですよ。
だが実際には幼女が無双して、気が付きゃデュルク君は廃人って意味わかんねぇだろぉ???
デュルクの功績ってマジで、チムリちゃんに道具の使い方教えたとこぐらいじゃないか?

・皆物分かりが良すぎるところ。
そりゃわかる。わがまま言ってたら戦争は終わんねぇよ。
でもさ、同族を兵器に改造されたあげく、殺し合いまでさせられてさ、そんな簡単に許せますか?
頭を焼かれて、頭の皮膚全部ケロイドにさせられて許せんのかって。
てか、ミューバは許されて良いわけ?

・たまに異様に展開が早いところ。
デュルクが独り立ちしたと思ったら、急にクールキャラ(一人称俺)になる。
ニコが結婚したと思ったら次の瞬間死別。
はっや。

・デュガロしか悪役できるやつがいないところ。
今更新キャラだされても困るけど、あそこまでやって結局復活じゃあね。

■どうしたら僕はこの漫画に満足できたのか
とにかく、デュルクがまともに活躍してたら読めてたと思う。
カーマと戦争するにしろ、和平の道をいくにしろ、デュルク主導で、あんな流される形じゃなくて、話を進めてほしかった。
デュルクの小物化が進みすぎたせいで、あんだけひっぱったお母さまが見た夢のシーンが、しょうもなって感じになって終わっちまった。
僕はあのシーンで感動したかったよ。

あとは、キャラが多いようで少ないところ。やっぱ序盤で軍事系全員殺したのは間違いだったんじゃないかな?って思います。

■まとめ
素材は良いがつまらない。
世界中の人がタムニャドになれば平和になる。





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